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睡眠の化学

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、およそ90分周期で訪れます。

「レム睡眠」は浅い眠り、「ノンレム睡眠」は深い眠りです。
約70分のノンレム睡眠の後、約20分のレム睡眠に入り、その1セット(約90分)が平均的な睡眠(約8時間)の間に4~5回繰り返されると言われています。

レム睡眠(REM…Rapid Eye Moving)

目を閉じていても眼球が活発に動いている、浅い眠りのこと。 夢はこの時に見ます。

ノンレム睡眠(Non REM)

ノンレム睡眠(Non REM) 眼球が静止している、深い眠りのことです。

ノンレム睡眠のなかでも、眠りの深さは4段階に分けられます。 入眠から第一回目と第二回目の睡眠サイクルでもっとも深い眠り、つまり熟睡の状態があり、 第三回目のサイクル以降だんだんと眠りが浅くなっていきます。

この熟睡状態の時に成長ホルモンが分泌され、細胞を新生させて、 新しい皮膚をつくったり、筋肉や内臓を効率よく修復してくれます。
眠りは最初の90分から3時間までが大切と言えるでしょう。

レム睡眠や浅い眠りの時は眠気が弱いので、起きるタイミングに適しています。

一方、深い眠りに入っている段階では、休んでいた大脳が無理やり起こされるので、頭がぼーっとし、目覚めが悪くなります。

すっきりとした目覚めの為には、起きるタイミングが大切なのです。

90分周期といっても個人差がありますので、あなたのリズムに合わせて4.5時間〈3+1.5〉、 6時間〈3+(1.5×2)〉、7.5時間〈3+(1.5×3)〉、単位ごとの睡眠を試してみてはいかがでしょう?

理想は早寝早起き11時前に就寝、6時前に起床するという規則正しい就寝起床のリズムはまさに理想的です。このサイクルの場合、寝はじめから午前2時頃までが熟睡時間になります。

美しいお肌をつくるのは深夜11時から2時の間といわれていますので、 この時間に成長ホルモンが分泌されるのは美しいお肌の為にも理想的です。

昔から「早起きは三文の得」といいますが、朝日とともに起床し、日が沈んだら就寝するというサイクルは自然の摂理にかなっており、人間もそれに適した体内リズムをもっています。 朝の空気はマイナスイオンが多いので、起床したら外の空気を吸うとリフレッシュして爽やかな一日のスタートがきれます。